みなさまこんばんわ。花鳥風月です!
成長する過程で必ずと言っていいほど「ターニングポイント」があると思います。
- 誰と出会ったのか?
- どういう環境だったのか?
- どういう出来事だったのか?
などなど。。。
今日は僕のターニングポイントの1つになったことを書きたいと思います。
僕は高校を卒業してからすぐに飲食店でアルバイトを始めました。1年間務めたお店をやめた後も別の飲食店で働き、学校に通いながらもまた別の飲食店でアルバイトをしていました。
なんやかんやで23歳くらいの時には飲食店歴3年くらいは経っていました。(途中他の仕事もしたので。)
これだけ働いていると「サービス業が好き」「接客が好き」って思われそうですが、
僕はすごく人見知りであり、接客が大の苦手でめちゃくちゃ嫌いでした。
僕はキッチンで仕事していたのですが、そのお店はオープンキッチンでカウンターにもお客様がちょいちょい座ります。
もちろんお客様といかに目を合わせずに仕事するかということが重要で、最低限のオーダーであったり、お会計であったりというやりとりしかしませんでした。
キッチンスタッフ5人くらいいたのですが、接客が上手な人達がいるんです。お客様に話しかけて楽しませているのです。接客が上手な人と下手な人が分かれ僕はもちろん下手な人です。
下手というより、接客したくないので避けるし、上手な人がやってくれてありがとう!って気持ちでした。
なぜそんな風になっていたかと自分自身を分析してみると、僕自身がお客さんの立場の時
「店員はロボット。注文だけ取っていればいい。」
と思っていたクソヤローだったからです。
店員がお客様に声をかけることをお客様は嫌だろう。と勝手に決めつけていたからです。
そんな中いつも通り仕事をしていると、接客上手店員Pがある年配の夫婦のお客様とカウンター越しにやりとりしていました。
どうやらそのお客様は以前から通っていたようでしたが、僕はお客様をいかに見ないようにするかでここまで来ているので、まったく知りませんでした。
そしてある日、接客上手店員Pが休みの日にまたこのご夫婦のお客様がいらしていていつものようにカウンターにお座りになりました。
完全に立ち位置的にも僕が相手をしないといけない状態になってしまいました。
しかし、話しかけることもできずにいつものように最低限の対応をしていました。
すると、そのお客様が僕に
「いつも頑張っているね!店長に怒られているのいつも見ているよ!あの店長怖いでしょ!」
と話しかけてこられました。
「そうですね。怖いです。でも僕が悪いんで。。。」的な普通の返ししかできませんでした。
それからもこの常連のお客様は定期的にお店に来ていただき、少しずつお話ができるようになってきました。
そしてある日そのお客様が僕の名前を呼んだのです。
こっちから自己紹介も一度もしていないのに、他のスタッフが呼んでいるのを聞いてて僕の名前を覚えてくれていたのです。
衝撃でした。一般的にはそんなに大したことではないかもしれませんが、当時の僕にはものすごい衝撃的な出来事でした。それと同時に自分自身がすごく恥ずかしくなったことを覚えています。
「店員と仲良くなりたいお客様もいるんだ!!」と気づかされ、
「本来ならば、こっちから仲良くなろうとしないとダメじゃないのか?」と強く思いました。
自分の考え方が間違っていたことに気付かせてもらえた大きなターニングポイントとなりました!
それから僕もそのお客様の名前を呼ぶことができるようになり、一緒に飲みにいったりもしました。
ありがとう!!○○さん。 あなたたちが来なければ僕は今も変わってなかったかもしれません!
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