【成長】「自分を知る」ということ。

成長

敵を知り己を知れば百戦危うからず By孫子

昨日少しだけ昼寝するつもりが、お昼2時~夜10時まで熟睡して最高にスッキリ目覚め、朝まであまり眠れなくなり、週の初めからすでに寝不足気味の花鳥風月です!

孫子の兵法の「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と書きましたが、敵知る前にまず「自分を知る」ということが大事だと思うわけです。

僕は若い時仕事を始めた頃からものすごーーーーく不器用で、毎日毎日怒られ、叱られ、たまに蹴りくらったりしてました。

学生時代はある程度「リーダー的存在たけし(古っっ!)」のようにリーダー感だして、何ならだいぶえばっていました。

しかし、仕事をすると周りはみんな先輩で、何一つできない自分に気付くわけです。

で、最初のうちは入ったばかりだし、新人だし、若いし。と自分に言い聞かせることでどうにか気持ちを保っていたのですが、僕より後に入ってきた子、僕より若い子が僕より仕事ができるわけです。そしてぐんぐん成長して、先輩やオーナー等と良い関係を築いていくのを近くでまざまざと見せつけられるわけです。

もちろんその後輩たちは別に僕に対して見せつける気もなく、ただ、本人たちなりに一生懸命やっているだけだと思います。

しかも若い時の僕は「仕事できないと思われたくない。」という強い気持ちからか、たいしてできないくせに「できるフリ」をするわけです。わからないのに「わかるフリ」をするわけです。

当然それは先輩上司からすれば全てお見通しだったと思いますが、それも認めたくないわけです。

そして「できるフリ」「わかるフリ」を繰り返していくとボロがではじめます。どんどんドツボにはまっていきます。

そしてそんな時に「蹴り」をくらうわけです。

学生時代スポーツでの成績だったり、クラスでのリーダー的存在だったりという過去の栄光が「フリフリ」を加速させていくわけです。

そんなこんなで20歳くらいの時のアルバイト先で、

①オーナー ②店長 ③僕 ④できる後輩スタッフ

という環境で仕事をすることになりました。毎日ヘマします。迷惑かけます。しかもこのヘマがスゴイ! こんなミスどうやったらできるの?っていうくらいのミスをする。

ミスる→怒られる→焦る→挽回しないと!→プレッシャー→ミスる→怒られる→焦る→挽回しないと!→プレッシャー→ミスる→・・・・・・・・・ネバーエンディングストーリー状態です。

店長に超絶怒られ、オーナーに呆れられる。できる後輩はその姿を見ている。

毎日仕事に行くことが辛い。行きたくない。辞めたい。 となるわけです。

入った時に「1年は続ける」と決めていたこともあり、苦しいながらも毎日仕事には行っていました。

「お前本当に不器用だな!」っとオーナーにも店長にも事あるごとに言われるわけです。

そういう環境の中で自分自身が「不器用」であること。「仕事が他人よりできない」ということを受け入れることができるようになってきました。

不思議なもので「自分は不器用である」とか、「自分は他人より仕事ができない」ということを自分で認めることができるとスーッと肩の荷がおりて楽になったのです。

「不器用なのだから、器用な人を見習おう!」とか「他人より出来ないのだから、他人より努力しよう!」という風に思えるようになってきました。

思い返してみれば、部活にしても、学校での立場にしても

「できない自分。負けている自分があり、勝つために努力してたはず!そして成長する自分自身を感じれて嬉しかったはず」

そして、自分が他人に負けないことは何か?

「人より難儀すること」これだけは負けないと決めました。

それからは自分自身が変わることができ、不器用なりにコツコツ仕事をしていくことで少しずつ信頼を勝ち取ることができるようになったと思います。

そして後から気付くのです。あの時のオーナー、店長が愛情と熱意を持って僕にそのことを教えてくれていたことを。

愛情がなくただ怒られていたのであれば僕はあの時に心が折れ、仕事を辞めていたはずです。

あの時真剣に僕と向き合ってくれたこと。自分自身がどんな人なのか気付かせてくれたこと。

感謝です。 だからこそ、僕も人を教える時に「自分を知る」をやっています。

「あなたはこんな人です」「こんな失敗をするよ」を伝えます。

そんな自分に気づき、そんな自分を認められたら「努力をしてストレス少なく成長できるよ!」って伝えています。たくさん失敗していいのです。そんなことより失敗を通して

「自分を知る」それが成長への近道だと思います!

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