見返り。

人生論

みなさまこんばんわ。花鳥風月です!

今日は3年くらい前にあった出来事を書きたいと思います。

2人のアルバイトスタッフ

うちの会社が運営している店舗であまり仲の良くないアルバイトスタッフがいました。1人は男性スタッフカズキ(仮名)・1人は女性スタッフ山田さん(仮名)
特別キライ同士ではありませんでしたが、お互いどこか気に入らないという感じでした。

で、ある日山田さんの方が体調がすごく悪かったようで、カズキ君が見かねて僕に

「山田さんが体調悪そうなので、僕が残るので、先に退勤させてもいいですか?」と言ってきました。

僕は山田さんが体調悪いことも知らなかったので、「了解。ありがとう!よろしくー!」と伝えて、心の中で「普段あまり仲良くないけど、カズキ(仮名)のやついいところあるやん!」と思いました。

それから30分くらい経ったころ、カズキが僕の所に来てこう言ってきました。

カズキ「風月さん!聞いてください! ひどくないですか?」

わし。「どうしたの?」

カズキ「山田さん体調が悪そうだったから、僕が残って代わりに入ってあげているのに、感謝の言葉もないんですよ!」

わし。「・・・・・」

カズキ「普通ありがとう。の一言くらいありますよね?」

わし。「・・・・・・・・・」

わし。「おい。カズキ。お前は自分が感謝されるために山田さんを帰したの? 体調が悪そうな山田さんのことを気遣って帰したんじゃないの?だとしたら帰したことで、目的が達成されているのになんで怒るの?」

カズキ(納得いかない表情を浮かべている)

「見返り」を求めた時点で自分のため

皆様おわかりでしょうか?

カズキ君は相手のことを考えているようで、自分のことが一番になってしまっています。
そして、そのことに本人が気が付いていません。

自分の「気持ち」に対しての「見返り」を求めているのです。

「こっちがやってあげているのに感謝もしない。」という事に腹を立てているのです。

もちろん山田さんがカズキ君に対して「感謝の言葉」を伝えていれば全て良かったことは間違いないと思います。

しかし、体調の悪さによっては、そんな余裕がなかったことも考えられますし、何よりカズキが

「何のために山田さんを先に帰したのか?」という根本的な問題ではなく、

「代わりに残ってあげた自分に感謝の言葉がなかった。」となってしまっています。

誰かが見ている!

苦しそうな人のために何かをやってあげた。やってあげた相手が少しでも休めた。

それだけで十分立派なのです!
相手から感謝の言葉がなくても、必ず誰かがその姿を見ているのです!

そして、他人のためにやったことは、時間はかかりますが必ず自分のところへと返ってくるのです!

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