継続は力なり
読み方:けいぞくはちからなり
別表記:継続はちからなり、継続は力也、継続ハ力ナリ
続けることの重要性、弛まず挫けずに続けていくことの大切さを端的に述べた表現。格言。いくつかの意味合いに解釈できる。
・ 個々の成果は微々たるものであっても、地道に成果を積み重ねていけば、やがて大きな事業を達成できる。目標を達成できる。
・ 今は実力不足であっても、挫けずに修練を積んでいけば、いずれ大成できる。
・ 物事を成し遂げるまで諦めずに取り組み続けるということは、それ自体、優れた能力のひとつである。
「継続は力なり」の出典・由来については、諸説あり定かでない。大正時代の教育者・平松折次が「継続は力なり」を標語として掲げていたこと、および、明治時代の宗教家・住岡夜晃が賛歌の詩として綴ったことなどは文献から確認できる。また、国立国会図書館レファレンス協同データベースによれば、イリノイ州のことわざとして「Continuity is the father of success」(継続は成功の父)という言葉が見られるという。しかしながら、いずれもオリジナルであると確証が得られる状況にはない。
ということらしい。。。 まぁ難しいことはおいといて。。
中学1年生の時からの大親友「ツレ(仮名)」と僕の話。
僕たちは別々の小学校から同じ中学校に入学してクラスメイトになりました。
最初はお互い「いけ好かない野郎だぜ!」って感じだったと思いますが、いつの間にか仲良くなっており、同じ部活になり、気づいたら大親友になっていました。
高校は別々になり今では考えられませんが、ツレは僕のクラスで授業を受けたりしていました。(なんでやねん!って思うかもしれませんが、 担任の先生にも名前覚えられて普通に教室にいた。。。)
放課後部活が終わると公園で他の友達も含めて3~4人でいっつも遅い時間まで話をする日々。
この状態は高校を卒業して、僕はバイト。1人は進学。ツレはダブったため高校4年生。
となっても続いていました。
その後ツレが卒業した後に一緒に東京に行ったり、別の友達の職場の寮に半年くらいおしかけて居候したりとしてました。
そんな僕たちもお互い仕事をし、忙しくなっていきます。会う機会がどんどん減っていきます。
お互い結婚もし、子供も生まれ、あれは27歳くらいの時だっと思います。
僕はその時飲食店6店舗の統括部長をしていて、同年代の中でも良い給料をもらっていたと思います。
一方ツレはというと、職を転々としてアルバイトをしている状態でした。
久しぶりに会うことになり、いろいろと話をしているところから給料の話になり、ツレが僕に
「お前はいいよなー。 この年でこんなに給料もらって。 俺なんてこれくらいしかないんだよ。」
的なことを言ってきました。
ツレは全く悪気はなくその言葉を言ってきたことでしょう。しかし僕は嫌な気持ちになりました。
それはなぜかというと、僕がこの立場、この給料になるまでには地獄の日々があったわけで、のんびりと普通に仕事をしていて自動的にこの状態になったわけではないのです。
かたやその時のツレはというと、職を転々とし、「給料ガー」「職場ガー」という風に自分に合う合わないという理由で辞めては探しを繰り返していました。そして「出稼ぎに行く」と言い出したので僕は
「家族もいるんだから、今の職場で継続して頑張れよ。」と言いました。
で、その後にさっきの言葉を言われたのです。
職業訓練をしながら居酒屋でバイトをし、そのまま就職することになり、底辺の時給からコツコツコツコツ店長やオーナーにブチギレられながらも歯を食いしばり、家族を養うために我慢して休みもほぼ取れずやってきて、少しずつ少しずつ信頼を勝ち取りようやくの「今」っていうことがスッポリ抜けていることがすごく悲しかったのです。
だからこそツレからのこの言葉に僕は正直「カチン(# ゚Д゚)」と来たわけです。
ただ、その時にはツレには何も言いませんでした。
僕とツレは同じような環境で同じように生活をしてきました。そしてそれぞれ成長とともに別々の道に進みます。
学校とか、就職先が別々な道というよりも、考え方や生きるスタンスで別々の道に進んだという気がしました。
「継続は力なり」という言葉をとても感じた出来事でした。
ツレは昔から器用でちょっとかじっただけで、なんでも人より出来るようになります。
僕は、超不器用で人の3倍やってようやく人並みです。
僕が人より優れていたのではなく、僕はただ目の前の仕事一つ一つコツコツと「継続」しただけです。
現代社会は「転職」があたかも良いような風潮です。ネットやSNSでもよく目にします。
もちろん「転職」を否定するわけでは全くないですが、「継続」するからこそ「チャンス」がめぐってくるわけです。どんなに能力が高い人でも極端に言うと、1ヶ月で仕事辞めてたら「チャンス」は一生めぐってきません。
そして、転職して成功する人というのは「仕事」は変わったかもしれませんが、「考え方」や「仕事のスタイル」はきっと確立されていて、それを「継続」している人だと思います。
特に若い時は「転職」よりも「継職」が大事だと思います。継続することでしか得られない経験・知識・自信・信頼・チャンスがあると思います。
そして力がついたのなら「チャレンジ」し、良い人生に進めばいいと思います。
ちなみにツレはその後、超大手会社に就職して継職中です。して今ではかなりの立場になっています。
「今ならあの時の話をしても良いかも」と感じるのでした!
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